はあ

つらい

「人狼 JIN-ROH」を観た

人狼を観た。

AKIRAかよ…っていうくらい、細かい動作がとても上手いアニメ映画だった。
下水道がたくさん出てくるんだけど、そこの水のはねとかがすごく美しい。あと、人が撃たれるところの体の動きとか…。
印象深いのは上記のシーンだけど、全体的にすべての動きが丁寧できれいだから、何回も見たくなる。

でも話の盛り上がりがすごく遅くて、序盤がひたすら退屈だった。「ha?」ってなって気づいたら終わってるっていう感じだった。もうほとんど覚えていないんだけど、押井守監督の攻殻機動隊もそういう感じだったと思う。最後の素子VS戦車(?)のところしか覚えていない…。脚本が押井守だから、そういう構成なのかなあ。
理解できないのは自分の頭が悪いからって言われたらそうなんだけど、でも一回見て理解し難いのって娯楽としてどうなんだろうとは思う。娯楽作品ではないぞってことなのか。
あと、最後のほうでヒロインが「しょうがないじゃない〜」みたいなことを言って叫ぶんだけど、何がしょうがないのかよくわからなくて、しかも声優の演技もなんかヘロ〜っとしてて、つらかった。

全体的に、とにかく画面の迫力と声優の演技がミスマッチで、うまく感情移入できないという…。画面構成と、アニメーションは最高なんだけど、演技がいまいちしっくりこない。なんなんだろうなー。
他の押井守作品も観たいですね。(これは沖浦啓之監督作品だけど。)次はパトレイバーかな。